ハーレーオーナーでもしかしたら見たことがないと言うオーナーも多いと思います
ハーレーで充電系統のトラブルにあった時に点灯するバッテリーチェックランプ
(警告灯)があるのはご存知ご存知でしょうか?
このバッテリーチェックランプも付いたり消えたりしてちょっと厄介なんですが
1度でも点灯した場合やはり疑わしいのは充電系統のトラブルです。
ではバッテリーチェックランプが点灯する充電系統のトラブルとはどういう
ものかと言いますと
・バッテリーが弱くなっている
・レギュレーターの故障
・ステーターコイルの焼き付き
だいたいこんなとこです。
では今回も1つ1つご説明させていただきたいと思います
・バッテリーが弱くなっている
これはなんとなくわかると思いますがここで質問です
ハーレーの純正バッテリーの寿命って何年かわかりますか?
1 1~2年で寿命がくる
2 3~4年で寿命がくる
3 5~6年で寿命がくる
皆様のハーレーはどれくらいバッテリーもっていますか?
正解は1、2、3どれかにあてはまる方がほとんどです。
いじわるな問題でしたがバッテリーはメンテナンス次第で6年位は使えますし
充電もしないで乗らない期間もつなげっぱなしの方は2年もたないでダメに
してしまう方もいます。
セキュリティをかけたまま乗らずに充電もしないと1ヵ月もたないこともあります
1度上がらせてしまったバッテリーは充電して復活することはありますが長くは
持たないのです。
ツーリングモデルのバッテリーで最長10年使ったという強者もいました。
バッテリーが弱くなると電気を蓄える体力がなくなり本来エンジンを始動させて
充電電圧を測るとだいたい14、2Vくらいになるのですが弱ったバッテリー
の場合13、6Vまでしか上がらない事があります。
こうなったら即バッテリー交換していただいた方が良いです。
・レギュレーターの故障
バッテリー上がりの原因でバッテリーが上がる前にレギュレーターが壊れて
いたであろうという事があります。
これはテスターがあれば簡単に診断出来るのですが
テスターをバッテリーのプラスとマイナスそれぞれにつなぎエンジンを始動させます
この時先ほども書きましたが14、2V前後なら問題ありません
もし16V近くまでいっているのであればレギュレーターが壊れている可能性が
極めて高いです(過充電の状態)
ただハーレーの場合13Vいかないくらいの数値が出てもレギュレーターが壊れて
いる事があります
レギュレータの場合物にもよりますが裏側がゴムで防水処理されているものがあり
そこにヒビが入っていたら怪しいです。
バッテリーチェックランプとエンジンチェックランプが2つ点灯した場合は
レギュレーターが壊れている可能性は極めて高いです。
・ステーターコイルの焼き付き
ステーターコイルとはクランクシャフトの付け根のところについていてエンジンが
かかると一緒に取付けられている永久磁石がコイルの周りで回転し発電します
このコイルが焼き付いたりすると発電しなくなるのでそもそも充電出来なくなりまし
この点検方法はエンジンを始動してバッテリーのプラスとマイナスにテスターを
つなぎ充電電圧を測ると13V未満になります
次にコイルとレギュレーターの接続部分を外し導通テストをします
コイルは3相(スポーツスターは2相)になっているのでコイルそれぞれ
確認します。
例えば仮に1、2、3と番号を付けたとして1と2、1と3、2と3の導通テストを
してそれぞれ0、1~0、3オームなら問題ありませんので次のテストに移ります
次は先ほどの1、2、3とバッテリー端子のマイナス(ボディーアースでも良い)で
導通テストをします。
それぞれ導通なし(∞)になれば問題ないのですがここで1箇所でも導通があれば
1発アウトになりステーターコイルの交換が必要になります。
高い修理代になりますよ~。
まとめ
バッテリーのチェックランプとエンジンチェックランプ2つ同時に
点灯した場合まず充電系統のトラブルだと思ってください。
ただすぐにエンジンがかからなくなるもしくは止まってしまう訳ではありません
バッテリー単体の電圧がなくなってしまったらエンジンがかからなくなります。
この時に1度エンジンを切ってまたエンジンを始動させてもすぐにチェックランプが
点灯しないことがあるのですがここで安心しないでください。
高い確率で充電系統のトラブルです。
すぐにプロの方に診断してもらってくださいね。
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