ハーレーでメーター内の赤いバッテリーマークが付きっぱなしなった時どんなトラブルか?

公開日: : 最終更新日:2018/12/10 雑談

ハーレーオーナーでもしかしたら見たことがないと言うオーナーも多いと思います
ハーレーで充電系統のトラブルにあった時に点灯するバッテリーチェックランプ
(警告灯)があるのはご存知ご存知でしょうか?

チェックランプ

 

このバッテリーチェックランプも付いたり消えたりしてちょっと厄介なんですが
1度でも点灯した場合やはり疑わしいのは充電系統のトラブルです。

ではバッテリーチェックランプが点灯する充電系統のトラブルとはどういう
ものかと言いますと

・バッテリーが弱くなっている

・レギュレーターの故障

・ステーターコイルの焼き付き

だいたいこんなとこです。

では今回も1つ1つご説明させていただきたいと思います

 

・バッテリーが弱くなっている

 

これはなんとなくわかると思いますがここで質問です

ハーレーの純正バッテリーの寿命って何年かわかりますか?

1 1~2年で寿命がくる

2 3~4年で寿命がくる

3 5~6年で寿命がくる

 

皆様のハーレーはどれくらいバッテリーもっていますか?

 

正解は1、2、3どれかにあてはまる方がほとんどです。

いじわるな問題でしたがバッテリーはメンテナンス次第で6年位は使えますし
充電もしないで乗らない期間もつなげっぱなしの方は2年もたないでダメに
してしまう方もいます。

セキュリティをかけたまま乗らずに充電もしないと1ヵ月もたないこともあります

1度上がらせてしまったバッテリーは充電して復活することはありますが長くは
持たないのです。

ツーリングモデルのバッテリーで最長10年使ったという強者もいました。

バッテリーが弱くなると電気を蓄える体力がなくなり本来エンジンを始動させて
充電電圧を測るとだいたい14、2Vくらいになるのですが弱ったバッテリー
の場合13、6Vまでしか上がらない事があります。

こうなったら即バッテリー交換していただいた方が良いです。

 

・レギュレーターの故障

 

バッテリー上がりの原因でバッテリーが上がる前にレギュレーターが壊れて
いたであろうという事があります。

これはテスターがあれば簡単に診断出来るのですが

テスターをバッテリーのプラスとマイナスそれぞれにつなぎエンジンを始動させます

この時先ほども書きましたが14、2V前後なら問題ありません

もし16V近くまでいっているのであればレギュレーターが壊れている可能性が
極めて高いです(過充電の状態)

ただハーレーの場合13Vいかないくらいの数値が出てもレギュレーターが壊れて
いる事があります

レギュレータの場合物にもよりますが裏側がゴムで防水処理されているものがあり
そこにヒビが入っていたら怪しいです。

バッテリーチェックランプとエンジンチェックランプが2つ点灯した場合は
レギュレーターが壊れている可能性は極めて高いです。

 

・ステーターコイルの焼き付き

 

ステーターコイルとはクランクシャフトの付け根のところについていてエンジンが
かかると一緒に取付けられている永久磁石がコイルの周りで回転し発電します

このコイルが焼き付いたりすると発電しなくなるのでそもそも充電出来なくなりまし

この点検方法はエンジンを始動してバッテリーのプラスとマイナスにテスターを
つなぎ充電電圧を測ると13V未満になります

次にコイルとレギュレーターの接続部分を外し導通テストをします

コイルは3相(スポーツスターは2相)になっているのでコイルそれぞれ
確認します。

例えば仮に1、2、3と番号を付けたとして1と2、1と3、2と3の導通テストを
してそれぞれ0、1~0、3オームなら問題ありませんので次のテストに移ります

次は先ほどの1、2、3とバッテリー端子のマイナス(ボディーアースでも良い)で
導通テストをします。

それぞれ導通なし(∞)になれば問題ないのですがここで1箇所でも導通があれば
1発アウトになりステーターコイルの交換が必要になります。

高い修理代になりますよ~。

 

まとめ

 

バッテリーのチェックランプとエンジンチェックランプ2つ同時に
点灯した場合まず充電系統のトラブルだと思ってください。

ただすぐにエンジンがかからなくなるもしくは止まってしまう訳ではありません

バッテリー単体の電圧がなくなってしまったらエンジンがかからなくなります。

この時に1度エンジンを切ってまたエンジンを始動させてもすぐにチェックランプが
点灯しないことがあるのですがここで安心しないでください。

高い確率で充電系統のトラブルです。

すぐにプロの方に診断してもらってくださいね。

 

関連記事

ハーレーでもしオイルチェックランプが付きっぱなしになったらエンジンは壊れてしまうのか?

 

メニューリストに戻る

 

 

関連記事

ハーレーの新しいエンジンミルウォーキーエイトなら100馬力簡単に狙えます!!

2017年ツーリングモデルから新しく採用されたエンジン 「ミルウォーキーエイト」 カムシ

記事を読む

フューエルパックFP3のデーターを編集する時はバッテリー上がりに注意してください

フューエルパックFP3はもうすでにご存知かと思いますが ブルートゥースで通信します データー

記事を読む

VPクラッチ

ハーレーってクラッチが重くて左手が痛くなりますよね?この悩みの解決パーツをご紹介

ハーレーでツーリングに行くと左手が痛くなってきてクラッチ操作が辛くなること ありませんか?右手も長

記事を読む

フューエルパックFP3のベストセッティングを教えてくださいという質問に対する私なりの答え

よくこういう質問をされます 〇〇年の〇〇モデルに乗ってます エアークリーナーは〇〇でマフ

記事を読む

冬でもハーレー乗れますか?私は乗れませんがヒーティングアイテムは揃えました

私の住む地域はだんだん寒くなってきているのですが皆様の地域は いかがでしょうか? SNSで「遂に

記事を読む

メルマガ登録でもらえるプレゼントが良い感じに仕上がってきています

メルマガの配信のお知らせをさせていただいてから登録してくださる 方が毎日増えていっております。

記事を読む

私がインジェクションチューニングでフルコンをオススメしない理由

年々ハーレーオーナーでインジェクションチューニングをやりたい という方が増えています。第一の難関は

記事を読む

ハーレーのチューニングは足回りも大事ですよ

ハーレーのインジェクションチューニングをすると乗り味が変わり 面白いのですがバイクはやはり「足まわ

記事を読む

魔法のネジを付けたらチューニングしたマップってやり直さないとダメなのか?

2017年に注目を浴びたアイテムなのですがご存知でしょうか? 巷では魔法のネジと呼ばれ正式名称

記事を読む

バッテリーが上がってしまう2018年ソフテイルモデルやっと改善策が出ましたよ

2018年新ソフテイルモデルが販売されてからよくあるトラブルで バッテリーが上がってしまうという話

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

メニューリスト

・お知らせ NEW 当店でもフューエルパックFP4の販売を開始

フューエルパックFP3の使い方がわからない方は無料メルマガ講座をご利用下さい

こちらの無料メルマガは終了いたしました 今後メルマガの配信予定は

商品リスト

こちらのページはN's Factoryで販売している商品になります

保護中: メンバーズサイト

こちらはスターターパックご購入者様専用ページとなっております 今

ベースマップ選びについて質問が多いのでフィードバックします

メルマガ登録されている方から多く寄せられる質問の中で「ベースマップの選

EFIチューニングをしても夏と冬のセッティングは変更するべきなのか?

今回は質問の多かったものの中で1つご紹介させていただきます。 暖

→もっと見る

PAGE TOP ↑