フューエルパックFP3 使い方マニュアル

フューエルパックFP3でチューニングするコツはご自身のクセを知ることです

フューエルパックFP3でオートチューンをかけて上手くいかないからコツを
教えて欲しいと相談される事が多いです。だいたいのオーナーさんに共通して
言える事があるのですがご自身の走り方を気にしていない方が多いです。

私が質問しても答えられないのです。

1度皆様も一緒に考えてみてください。

Q1 今ハーレーに付いているエアークリーナーのメーカーと商品名を教えてください

Q2 今ハーレーに付いているマフラーのメーカー、商品名、バッフルの有無を教えてください

Q3 今ハーレーに乗っていて気になる事または改善したい事を教えてください

Q4 アフターファイヤーが出ている場合減速時エンジン回転数は
何回転の時によくパンパン鳴っていますか?

Q5 ツーリングに行った時一定速度で走行している時
時速何キロで走っていますか?
またギヤは何速で走っていますか?

Q6 どのベースマップでオートチューンをかけましたか?

Q7 現在リッター何キロくらい走ってますか?

Q8 カムシャフトは交換していますか?

Q9 センサーデーターでスロットル開度を見たことありますか?

Q10 オートチューンをかけている理由を教えてください

 

文章で見たら尋問しているように見えてしまいますがいつもニコニコ
しながら会話を楽しみながらお話させていただいております。

皆様いかがでしょうか?

答えがすぐ出てくる方は具体的な方法をご提案出来るのですが

「えぇ~とだいたい〇〇~〇〇くらい」

「たしかこれくらいだったと思う」

「こんな時にアフターが鳴っているような気がする」

「お店の方に選んでもらったからわからない」

 

こちらの4つの返答が出てきた方はまず明確な答えを出さないと
的確なアドバイスが出来ないので確認する必要があります。

 

特にこれだけは知っていてほしい事とその理由をお伝えします

 

・マフラーのメーカー商品名、バッフルの有無はわかるようにしてください

これはベースマップを選ぶ時も基本中の基本になります

フューエルパックFP3のベースマップはエアークリーナーはハイフロ―が
装着されているのが前提なのでひとまずハイフロのエアクリが付いていれば
良いのですがマフラーはそうはいきません。

ベースマップに装着しているマフラーがあれば良いのですが全てのマフラーが
ある訳ではないのでそのマフラーに似た形状、仕様の物から選ばなければ
なりません。

日本のブランドでモーターステージさんやドライブさん、キジマさんや
デイトナさんなど日本のブランドはまずフューエルパックFP3の
ベースマップにはありませんのでハーレーの仕様がわからないのに
適当なベースマップでオートチューンをかけても上手くいく可能性が
低くなってしますのでマフラーの形状、仕様は把握する必要があります。

このベースマップが上手くいかないとオートチューンの成功はまず
叶いませんのでしっかり確認してから次のステップに移ってください。

オートチューンをする際のベースマップの選び方

 

・アフターファイヤーを消したいなら減速時エンジン回転数
何回転の時に鳴っているか把握してください

アフターファイヤーは必ず同じようなポイントで鳴っています

「6速で走っている時は2500回転の時に鳴って5速の時は3000回転で鳴る」

なんてことはないはずです。

ほとんどが減速時エンジン回転数2000回転以下になったら鳴っている

もしくはロールオフしたら減速に伴いコンスタントにアフターファイヤーが
出続ける

のどちらかのパターンが多いはずなんです。

インジェクションチューニングのメインの作業はVE値の設定になります

縦軸がエンジン回転数

横軸がスロットル開度

で表されています

 

こんな感じでマス目の中に指示値が入っていてこの数値と実際に測定した空燃比の
ズレを修正するのがインジェクションチューニングのメイン作業になるので
この数値がズレていると良いマップにはならないのです。

チューナーの方であれば測定しなくてもだいたいでアフターファイヤーは
改善できる知識と技術があります。

ただフューエルパックFP3はアフターファイヤー対策が出来る設定項目が
あるのでそこでセッティングしてください。

マフラーを変えたらパンパンなるようになった この正体はアフターファイヤー この改善策は?

 

・オートチューンをかけている理由は明確になっていますか?

 

ここが明確になっていない方が非常に多いです。

「雑誌やネットで見てオートチューンをした方が精度が上がるって書いていた」

「なんとなくやってみた」

2つ目の理由なら気持ちはわかります

ただ理由もなくデーターはいじるものではないのです

下手にいじったら壊す可能性もあることをまずは知っていただきたいです

興味本位で点火時期を進角させてたらスロットルのレスポンスが良くなる
っ聞いたからやってみたという方がいるのですが本当に危険な行為です。

ベースマップを入れて特に問題なければそれでO.Kです

なぜ理由を明確にしたほうが良いのかと言うと

もしオートチューンをかけて特に変化なければそれで終了でよろしいですか?
という事です。

 

アフターファイヤーを消したいからオートチューンをかけているんだと
明確に理由を持っていればオートチューンかけた後アフターファイヤー
が改善させていなければ

「アフターファイヤーの消し方」みたいな調べ方が次出来ますよね?

調べた結果オートチューンをかけなくてもアフターファイヤーの
対策は出来るのかという事を知ることが出来ます。
(上の項目で書いた内容ですよ。)

これを試してダメだったから次はこれを試そう!

っていう感じでやっていかないとオリジナルマップは出来ませんよ。

フューエルパックFP3のオートチューンの使い方

フューエルパックFP3のオートチューン機能の使い方がいまいちわからないと言うオーナーの為に再度レクチャーさせていただきます

まとめ

 

せっかく購入したフューエルパックFP3なのでやはり買ってよかった
と思っていただきたいのでこのようなサイトを立ち上げました。

「参考になりました」

「前よりは変化が感じれるデーターが作れました」

など嬉しい感想をいただくことも増えてしています。

皆様からいただいたご質問等は拝見させていただいておりますが全員に
100%返信はお約束出来ませんので予めご了承ください。

よく聞かれるのが3拍子のマップの作り方を教えてほしい
と言われるのですが申し訳ないのですがこれにはお答えできません。

なぜなら点火時期を調整しなければならないので万が一エンジンを
壊すようなことになってしまったら私責任が取れませんので・・・。

違う形でお答えしていきたいと思いますので今までの記事を
参考にしてみてください。

 

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