フューエルパックFP3 使い方マニュアル

オートチューンの働きと考え方をフューエルパックFP3で説明します

今までもフューエルパックFP3でのオートチューンの方法をご紹介してきました
オートチューンをかけてどうでしょうか?上手出来ていますでしょうか?
今回はオートチューンがどう自動補正かけているのかをご紹介させていただきます。

オートチューンのやり方、ベースマップの選び方はこちらを参考にしてください。

フューエルパックFP3のオートチューン機能の使い方がいまいちわからないと言うオーナーの為に再度レクチャーさせていただきます

オートチューンをする際のベースマップの選び方

他にも関連記事ありますので是非ご覧ください。

 

・オートチューンとは?

 

念の為に確認ですがオートチューンとはオートチューニングの略で
オートチューン

「自動補正」

を意味しています。

ハーレーダビッドソンの車両は2007年モデルから全てインジェクション仕様に
変更されこの時からオーツーセンサーという物が取付られ
このセンサーによって空燃比が「濃い」「薄い」の判断をし
ガソリンの噴射時間を調整し設定された空燃比に合わせようと
します。

このセンサーの働きを利用して「濃い」「薄い」を判断し
オーツーセンサーの電圧値をみてどれくらい濃くするか
薄くするかを判断し補正値を決めていきます。

そこで補正された数値がVE値に反映させる作業を

オートチューンと呼びます。

 

・オートチューンに精度は?

 

個人的に実験した内容をフィードバックします。

ハーレーにフューエルパックFP3をつなぎノーマルマップを
ベースにオートチューンをかけました。

測定方法

シャシダイナモでロールオンで測定

スロットル開度100

車両 XG750

ターゲットの空燃比 13、0

ノーマルマップの空燃比の実測値は約15くらいで一定のラインになっていました

オートチューンでスロットル開度100、95、90の3ヵ所を
オートチューンかけたとこと空燃比が13、8位になったので

VE値でいうと約10位増やした状態になります。

誤差はまだまだありますがしっかり補正されていました。

もう1回位補正をかけたらもう少し良くなっていたかもしれませんね。

 

ただやはりワイドバンドセンサーの方が精度が高いとされています

バンス&ハインズも現在開発中との事で噂が流れてからしばらく
経っていますが音沙汰ないですね・・・。

アプリはワイドバンドセンサーの準備が出来ているんですけどね。

遂に発売になるか!?フューエルパックFP3のワイドバンドFP3プロキット 66011

 

・オートチューンの考え方

 

オートチューンは空燃比テーブルの数値に合わせようとします

先ほどの実験データーを参考にしながらご説明します

 

エンジン回転数が2,250まで空燃比が13,08になっています

実測値は15だったので設定値より「薄い」状態です
なのでこれを「濃く」していきたいのです

そうすると設定値の13、08に近づきます。

オートチューンをかけてら13,8くらいになっていたので
もう少し濃くなってくれれば設定値になり指示通りの
数値になるのです。

 

もっと簡単に言うと空燃比の数値に向かって補正をかけるのです

これがわかるとはっきり言ってベースマップを使わなくても
ノーマルマップから補正をかけてお好みのオリジナルマップも
作れますよ。

ちなみにベースマップでバグがあるやつもあるので注意してください。

いきなり謎のトラブルコード拾うものもあります・・・。

・まとめ

オートチューンの動き方がイメージ出来れば
思っているより簡単に出来るようになります。

インジェクションチューニングは正しい知識がないと
なかなか出来ませんがオートチューンである程度
良いデーターならすぐ作れるようになります。

ならないと困ります。

せっかく高いお金出して全然変わらないと言う方も
多いので少しでもこのサイトを通じて出来るように
なっていただければと思っています。

オートチューンでなかなか上手くいかないという相談が
多いので今回の記事を書きました。

是非参考にしてください。

 

関連記事

 

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