スマホで簡単にチューニングが出来る時代でお馴染みのフューエルパックFP3
使い方はシンプルでフューエルパックFP3本体をハーレーのDLCの6ピンor4ピン
カプラーに接続しブルートゥースの設定をしてベースマップをインストールするだけ。
とても簡単です
他のデバイスは本体を購入しパソコンを準備しさらに本体とハーレーをつなぐ
ケーブル関係が別売りで個人でEFIチューニングするとしたら結構痛い出費
物によっては現実味の無い物もあります。
しかし
私はフューエルパックFP3の弱点と思っているのですが
皆様データーってどこに記録されているかご存知でしょうか?
「えっ?フューエルパックFP3の本体でしょ?」
よく言われますが答えはハズレです。
フューエルパックFP3のデーターは全てバンス&ハインズ社のサーバー
内で管理されているのです。
「じゃーウィルスの感染とかもなく安心だね」
まぁ~そういう考え方もありますよね。
ただチューニングしたことのある方はもうおわかりだと思いますが
例えば
・間違ってマップを消してしまった場合
・本体が壊れてしまった場合
・ハーレーからバージョンアップが出た時
この3つを例にご説明させていただきます
「間違ってマップを消してしまった場合」
これは完全にヒューマンエラーなので頑張って防いでいただきたいのですが
他のデバイスの場合パソコンにデーターが保存されているはずなので
最後に編集したデーターを再度インストールすれば何も問題ありません。
しかし
フューエルパックFP3はバンス&ハインズ社のサーバーにデーターが保存
されているので自分の意志で引き出す事が出来ないのです。
1度消してしまったらどうにも出来ないので心配だったら空いている
スロットルにコピーしておきましょう!
「本体が壊れてしまった場合」
これはかなり泣けてきます
本体が壊れるとブルートゥースの接続が出来なくなります
よって今後データーの入替が出来なくなります。
壊れた本体は修理出来るのかとバンス&ハインズに問い合わせたところ
「新しいのを買ってくれ」との事でした
データーが自分のパソコンに入っている場合は新品の本体に
データーを入れ直せば良いのですが手元にデーターがないのです。
なのでこれを防ぐために
フューエルパックFP3はデーター書き換えをしているので
センサーデーターをモニタリングしないのであればフューエルパックFP3
を外して保管することをおすすめします。
外してもデーターがノーマルに戻ったりしないので安心してください。
「ハーレーからバージョンアップが出た時」
これが厄介なのです
まさに2017年ハーレーからサービスキャンペーンが出た時の事でした
サービスキャンペーンをやってもらいにディーラーに行き作業をしてもらったら
エンジンがかからなくなったとのこと
見ればトラブルコードだらけ
もうどうにもならないのでしばらくノーマルマップのまま乗ってました
後日ディーラーから連絡がきて言われるがままにやってもらって
エンジンはかかるようになりました。
ただバンス&ハインズ側でデーターを作り直してもらい
出来たら再度入れ直すという時間のかかる作業になってしまいました。
しかたがないと言えばしかたがないのですが
シャシダイナモでチューニングしていたデーターならどうなっていたのでしょうか?
フューエルパックFP3はトラブルがなければ良い商品ですが
データー管理に関してはちょっと不安が残ります
まとめ
スマホで操作が出来るのはオーナーにとっては嬉しい事だと思います
自分でいじってみたいという方も多いので。
しかし何かトラブルにあった時は困る事が多いの事実です
なので個人的な意見ですが
・そもそもシャシダイナモでチューニングするまでの予算はとれないという方
・ただ回転数だけを下げたい方
・住まいの近くにフューエルパックFP3の正規代理店がある地域
・ちょっとマシになるだけど良い
と思っている方フューエルパックFP3おすすめです
ただ
・パーフェクトなチューニングを希望する方
・自分ではやらないから全てショップに依頼する方
はもう少しゆっくり冷静に判断した方が良いと思います。
是非参考にしてください。
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