フューエルパックFP3を購入された方上手く使いこなせているでしょうか?
フューエルパックFP3の本体をハーレーに接続しておくとセンサーデーター
の数値をモニタリング出来るようになります。
今回はターゲットAFR
空燃比の事です
この空燃比を表示させる事によってどういうメリットがあるかご説明させていただきます
ターゲットAFRは空燃比テーブルでプログラムされた数値を表示させることが出来ます
上の画像でエンジン回転数が3、000RPMでkPaが60の時空燃比は14、00に
なっています。
センサーデータの画面では
左上のターゲットAFRが14、0と表示されています
覚えておいていただきたい知識
14、7:1とは理論空燃比と呼ばれる比率になります
ガソリン1gを燃やすのに14、7グラムの空気で燃やすとキレイに燃えきる
という値になります
燃費重視にしたい場合 14、7
馬力重視にしたい場合 13、0
この数値が大きくなると空燃比は薄くなりガソリンを節約している状態となり
数値が小さくなると空燃比は濃くなりガソリンを多く使っている状態となります。
一定の速度で6速の2、000RPMで走行していた場合そんなにパワーを
必要としていないので14、0~14、7が表示されるのが好ましいです
アクセルを全開に開けた時13、5~12、2と数値が小さくなっていくと
パワーが欲しいので空燃比が濃くなっていくのがわかります
もう1度空燃比テーブルを見てみます
空燃比が14、4(薄い緑)になっている範囲があります
この部分を使うと燃費走行が出来てガソリンを節約できます
空燃比が12、98(青)はパワーが欲しいところもしくは
ガソリンの冷却効果を期待したいところになります。
この空燃比の知識があるとオリジナルで空燃比テーブルを作れるようになります
空燃比テーブルを作るときに考えなければならないのが
アイドリング時の空燃比はどれくらいにするのか?
何速の何キロで走ることが多くkPaの数値はいくらになっているか?
追い越しをかけた時kPaの数値はいくらになっているのか?
燃費重視ににたいのか?馬力重視にしたいのか?
この辺を具体的にリサーチして記録しているのであれば
思い通りに空燃比テーブルが作れるようになります。
もしオリジナルで空燃比テーブルを作る時はベースマップを
コピーしてコピーしたものを編集してください。
万が一調子悪くなったらまた戻せばいいだけなのです
オーナーのアクセルの開け方でハーレーがどう動くかをモニタリング
しながら走るともっと楽しくなりますよ。
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