フューエルパックFP3 使い方マニュアル

フューエルパックFP3でVE値と空燃比の数値を読む

前回はフューエルパックFP3の「空気と燃料」を見ていきました。

今回はインジェクションチューニングのメイン作業のVE値と空燃比を
見ていきます。

前回の記事をご覧いただいてなければ先に

フューエルパックFP3の「空気と燃料」の項目でセッティング出来ること

ご覧ください。

 

・VE値

 

おさらいですが簡単に考えていきます

空気とガソリンの比率です

この数値を変化した結果が空燃比となります

では実際に画面で見ていきます

 

デモ車両は2017年FLSSを使用しました

こちらはノーマルマップのフロントVEです

 

 

こちらが今回のデモ画面に使用しているビックラディウス2-2のマフラーです

 

 

ビックラディウス2-2フロントVE

 

 

パッと見ても数値が違うのはわかります

色もノーマルマップは緑っぽい所が多いのですがビッグラディウス
のマップは黄色、オレンジが多くなっています。

これは「濃い状態」に変更する必要があったということになります。

 

ここで少し考えていただきたいのが

 

・なぜ「濃い状態」にした方が良いとわかったのか

・何を基準に変更するのか?

 

これがわからないとインジェクションチューニングは出来ません。

マフラーを変えたら「薄くなる」とよく耳にすると思うので
「濃くする」というのはなんとなく理解されていると思います。

ではその理由を見ていきます

 

・空燃比

 

ここで指定されている数値が基準になっています

たまに勘違いされている方がいらっしゃるのですが

この数値を変更したら確かに「濃く」なったり「薄く」なったり
するのですがそれはしっかり「VE値」が適切な数値が入って
いる事が前提のお話です。

空燃比だけ変更して「はい、終わり~」という訳ではございませんので
覚えておいてくださいね。

 

では画像を見比べてみます

ノーマルマップの空燃比

 

 

ビックラディウス2-2の空燃比

 

 

パッとみても数値が違うがわかります。

この空燃比テーブルは正解はありません

このテーブルの味付けがチューナーさんの好みで変わってきます

オーナーの要望でフルパワーで走りたいのか燃費重視で走りたいのか
によっても変わってきますのでここは好みで変わります。

 

・まとめ

 

今回の内容は繰りかえし読んでください

このVE値と空燃比がインジェクションチューニングでは重要な部分
になってきます。

今後お話をする予定ですが

 

「オートチューン」が上手くいかない

フューエルパックFP3は全然ダメ

 

という方はここの働きがわかっていないから結局どう変化したかが
わからないのです。

オートチューンをかける前とかけた後のVE値を見比べて
見て下さい。

どの辺が変化しましたか?

変化した部分は走行中どういう時にそのマス目が使われているか
わかりますか?

などなど

 

VE値の数値が読めるようになると「動き」がわかってくるので
沢山見て慣れていってくださいね。

 

難しそうだ・・・。

俺にはできねぇ~・・・。

 

なんて思わないでくださいね。

最初っから出来る人はいませんからね。

 

もしもう少し詳しく知りたいという方は是非

 

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宜しくお願いします。

 

次回はセンサーデーターのお話をしていきたいと思います。

 

こちの記事が読み終わりましたら次はこちらをご覧ください

 

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