クラブハーレーなどの雑誌でよくシャシダイナモを導入した
オススメデバイスはこれです!!
などとここ数年の間で「EFIチューニング」という言葉を聞く機会が増えたように思います。
HDディラーやカスタムショップでもシャシダイナモを導入して積極的にEFIチューニング
勧めております
ここで質問ですがなぜショップによってチューニング料金に差があるのか疑問に思ったことは
ありませんか?
EFIチューニングはシャシダイナモに乗せてやるんだからどこのショップでやっても
一緒なんでしょ?って思っていませんか?
答えは「NO!!」です
EFIチューニングの料金が高ければ腕が良く安ければ腕が悪いとは言いません
チューナーさん(燃調をするオペレーターのこと)によって結果はまったく違います
「技量」「知識」「経験」の差がはっきり出ます。
このチューナー次第で良くも悪くもなります
最悪の場合「チューニングやってからおかしくなった」っていうケースも
実際にあるんですよ!!
ではこのチューナーさんは実際に何をやっているのかと言うと
この画像はフューエルパックFP3の空燃比テーブルになります
ここの指示で「濃い状態」「薄い状態」にしていきます
例えばエンジン回転数(縦軸)が1000気圧KPA(横軸)が40の時の空燃比は14.4です
ただしこれはフューエルパックFP3のデーターの中だけのお話です
これが本当に14.4の空燃比で走行しているかを確認しなければなりません
そこで登場するのがO2センサー(オゾンセンサー)です
排気ガスを取りこのO2センサーで実際の空燃比を測ります
14.4にセットされているのに実測値が15.0なら薄いと判断し
13.5なら濃いという判断になります
これが「セッティングが出ていない」「空燃比がズレている」と言います
次の画面はVE(体積効率)テーブルです
この266マスの数字を変えて14.4になるように調整するのがチューナーさんの仕事です
しかもハーレーは2気筒なので266×2=532マスの数字を変えていくので
途方もない仕事なのです
峠道もガンガン攻めて走るトルク重視なのかロングツーリングが多いから燃費重視
にするのかもしくはその両方欲しいのか
オーナーによって求めるものは違いますしチューナーさんの味付けでまったく違う車両に仕上がります
以上のことから
EFIチューニングはシャシダイナモに乗せてやるんだからどこのショップでやっても
一緒なんでしょ?とは思わなくなったのではないでしょうか?
ではなぜ空燃比が狂うのでしょうか?
答えは吸気(エアークリーナー)排気(マフラー)のパーツを変えたからです
入ってくる空気の量と出ていく排気ガスの量が変わるパーツを取付けると先ほどの空燃比が
大きく変わってします
最悪の場合全然吹け上がらなくなり乗れる状態ではなくなってしまう事もあります
1番怖いのはエアークリーナーとマフラーを変えると基本的に空燃比が薄くなります
簡単に言うとエンジンの温度が高くなり熱によるダメージを負う確率が高くなります
例えばオーバーヒートが起こりやすくなったりエキパイにクラック(ヒビ)が入ったり
大切なハーレーが壊れてしまうこともあります。
やはり1番良い状態で楽しむにはエアークリーナー、マフラー、EFIチューニング
この3点はセットでやっていただけたらもっとハーレーで走ることが楽しくなりますよ。
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