フューエルパックFP3 使い方マニュアル

フューエルパックFP3を使いこなす為にセンサーデータの役割を理解する 「エンジンの温度」

ハーレーには数多くのセンサーが付いています
役割それぞれ異なりますが何1つ欠けてもダメな物ばかり

そのセンサーのデーターフューエルパックFP3はスマートフォン
の画面をモニター代わりにすることが出来ます。

 

しかし出ているデーターの数値が何を意味しているのかわからなければ
意味がありません

 

でも逆の事を言うとデーターの数値の意味が分かればご自身のハーレー
がどう動いているのか分かるようになります

 

この数値の動きが分かるようになるとバンス&ハインズのベースマップ
を少しずつカスタマイズ出来るようになるのでフューエルパックFP3
をもっともっと楽しむ事が出来ますよ。

 

こちらの画像はセンサーデーターの画面です

1つの画面で5つまで表示できます

沢山ある中でオススメのものを紹介していきます。

 

今回は「エンジン温度」です

フューエルパックFP3のセッティングに関わってくるもので
アイドリング回転数の設定に役立ちます。

エンジンの温度が何度の時はアイドリング回転数は何回転にしなさい
というようにプログラムされているのです。

 

画面に表示されているのは温度とエンジン回転数です

左側の2つ並んだ数字は摂氏℃と華氏℉になり
この摂氏と華氏どちらを表示させるかはセンサーデーター画面の下に
工具の絵があるのでそこを押すと選ぶことが出来ます
摂氏なら「Metric」華氏なら「Imperial」を押してください。

 

このハーレーの場合96度になったらエンジン回転数を1、000回転になるように
プログラムされています。

例えば音の大きいマフラーを付けておりご近所さんが気になる方は

16度で1、352回転のところを

16度で1、200回転にしてあげると少しは良くなります。

 

夏なら32度のところも1、200回転くらいにしてあげたら良いかも
しれませんね
この16度と32度はエンジンかける前は気温と同じくらいだと思ってください
なのでエンジンかけてすぐのところは暖気の意味もあり少し回転数が高く設定
されているのです。

 

これはキャブ車でいうチョークの役目ですね

手でチョークレバーを戻していたものをプログラムで動いている
ということです。

 

もう1つ例を上げますと

エンジンかけ始めの時16度の1、352回転にプログラムされています

しかし実際にエンジンをかけたら約2、000回転くらいまで上がったと
したらこれは正常か?異常か?

 

答えは異常ですね

 

考えられる原因は2次エアーの混入やシリンダーヘッドのマフラーの
取付けナットが外れていたりオーツーセンサーが緩んでいたり
色々考えられる原因があります。

 

トラブルシューティングにも役に立つのでセンサーの動きが
わかればもっとハーレーをいじるのが楽しくなりますよ。

勉強してセンサーの役割がわかればご自身でマップの作成も出来るように
なるので是非覚えてください。

 

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