近年ハーレーでエアークリーナーとマフラーを交換した時はインジェクションチューニング
をした方が良いという記事を見かけるようになりました。
スマートフォンで簡単にインジェクションチューニングが出来るということで
バンス&ハインズのフューエルパックFP3が人気を集めていました。
取付も簡単で後はベースマップをインストールするだけというお手軽さ
なんですがフューエルパックFP3の評判はバラバラで良いという方
もいれば悪いという方もいます。
フューエルパックFP3はバンス&ハインズの商品なのでやはりバンス&ハインズ
のマフラーのベースマップが圧倒的に多いです。
これは私の個人的な意見になるので参考程度に聞いていただければと
思うのですがどうやらオートチューンも上手くいっているマフラー
といまいちな反応が良くないマフラーで何となく傾向があると感じています。
それは
「ヌケが良すぎるマフラーのベースマップはあまり反応が良くない」
という事です。
ヌケの良いマフラーで多くのオーナーが取付けられているマフラーは
ショートショットスタッガードやビックラディウス
などのマフラーの全長が短いマフラーです。
この辺のマフラーを取付けているオーナーさんからいまいち上手く
いっている気がしないと相談されることが多いです。
先日違う記事でも書きましたが
フューエルパックFP3はやっぱりバンス&ハインズのマフラーが相性良いのか?という質問が多いので私の考えをお答えします
ショートショットスタッガードやビックラディウス
は結構空燃比がズレています
これはノーマルマップをベースにしているお話ですがVE値の修正する
数値が大きいのです
例えばVE値70の所が実測空燃比で計算したらプラス20の90に
しなければターゲットの空燃比にならないということはよくあります。
過去にショートショットスタッガードのベースマップっで空燃比を測定
したことがありますがこれはこれでそもそも空燃比が濃すぎるなぁ~
って思ったことがあります。
ベースマップは何回も言いますが
「とりあえずエンジンかかるマップ」
なので完璧なマップではありません。
この辺のマフラーでオートチューンでオリジナルマップを作るのは
それなりの経験が必要になってきます。
決して出来ない訳ありませんが少し時間をかけて取組む必要はあります。
では上手くいくマフラーとエアークリーナーの組み合わせはと言うと
3インチツインスラッシュ+スクリーミンイーグルステージ1キット
このマフラーにクワイエットバッフルを入れている方は
ベースマップだけでも
「こんなに変わるんならフューエルパックFP3買って正解だった」
って喜んでいました。
ツインスラッシュにクワイエットバッフルを入れたベースマップ
はほどよく濃くなり極端にVE値の数値の変更はありません。
これがオートチューンで上手くいく人と上手くいかない人の違いだとすれば
やはりフューエルパックFP3はベースマップありきの商品なのかとも
思いますがこの組み合わせなら多くの方が「違い」に気づくのではないか
とも思っています。
まとめ
今回はハーレーのスポーツスターをフューエルパックFP3でインジェクションチューニングを
をして良い反応があったマフラーとエアークリーナーをご紹介させていただきました。
もしショートショットスタッガードなどのマフラーでどうやってもオートチューンが
上手くいかないという方はショップでインジェクションチューニングをしてもらうのも
1つの手段ですよ。
せっかく高いお金をだして購入したフューエルパックFP3がただのゴミにしておくのは
もったいないお話なのでもし予算が取れるのであればシャシダイナモでオリジナルマップ
を作ってもらうのも良いですよ。
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