フューエルパックFP3 使い方マニュアル

フューエルパックFP3の「空気と燃料」の項目でセッティング出来ること

前回はフューエルパックFP3の「表示/マップ編集」の役割を見ていきました。

今回はインジェクションチューニングのメイン作業で使う「空気と燃料」を
見ていきます。

前回の記事をご覧いただいてなければ先に

フューエルパックFP3の「表示/マップ編集」の役割はわかりますか?

ご覧ください。

 

この項目は全部で14項目あります今回は特に重要な項目に絞って
お話を進めて行きます。

他の項目は正直使わなくても大丈夫です

セッティングには「いじらない方が良い」ということもありますので
今は必要最低限で進めて行きます。

 

 

 

・Throttle Progressivity

 

この項目は「電子スロットル」の車両のみ出てくる項目になります
レスポンスのが変わり変化させると「ツキ」が良くなります

ただし前回にすればそれだけツキが良くなる訳ではありません
ので1段階づつ試しながらやってみてください。

 

・フロント、リヤシリンダーVE

 

体積効率の割合を決める項目でこの数値の調整がチューニングの
メインの作業になります。

シャシダイナモでチューニングしていく時は空燃比を測って
計算して数値をプラス、マイナスさせていきます。

フューエルパックFP3の場合はオートチューンでここの数値
を変化させます。

これで空燃比が決まるので重要な部分になります。

ここが上手くいかないと乗り味が良くなりません。

 

・空燃比

 

空気とガソリンの割合で出された比率になります

理論空燃比 14.7:1

馬力空燃比 13.0:1

丁度良いとされている空燃比 13.5:1

どの数理を使うのが正解というのはありませんが全域を馬力空燃比にしたら
全体的に力強く走りますが当然燃費は悪くなり

理論空燃比で作ると燃費は良くなるかもしれませんがトルクがなくなる
ので走りが悪いセッティングになってしまいます。

どこでパワーが欲しくてどこで燃料の節約をするのかイメージして
作っていきます。

 

・Decel Pop

 

アフターファイヤー対策に使います

ダイナマイトの数で空燃比が濃くなっていきます

 

・Camshafts

 

カムシャフトを交換している方はそのままチューニングしても
ダメです。

バルブタイミグが変わるので必ず入力してください。

 

・まとめ

今回は重要な部分をピックアップしてお伝えしました。

空気と燃料がインジェクションチューニングのメインの
作業になりますのでしっかり覚えて実践に役立ててください。

次回はVEと空燃比のお話をしていきたいと思います。

 

こちの記事が読み終わりましたら次はこちらをご覧ください

フューエルパックFP3でVE値と空燃比の数値を読む

 

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