ハーレーのエンジンは壊れやすい!?何故こんな話が広まったのでしょうか?

公開日: : 最終更新日:2018/12/06 EFIチューニング

近年ハーレーでインジェクションチューニングをするオーナーが増えています。

話を聞くと

「だってインジェクションチューニングしないとエンジン壊れるんでしょ??」

という回答が非常に多いです。

確かにエアクリーナーマフラーを交換してしますとアフターファイヤーが出たり
スロットルを空けてももたついてパワーが出てない感じがする車両も多く
やはりベストコンディションにするのであればインジェクションチューニング
は必須項目になります。

ただ個人的には調子が悪くなると思っているのですがどうやらオーナーの方は
エンジンが壊れると思っているみたいです。

なぜこのような現象が起こっているのか不思議なのですが個人的な見解では
やはり「ネット」や「雑誌」の影響が大きのではないかと思います。

では本当にインジェクションチューニングをしないとエンジンは壊れてしまうのかを
見ていきたいと思います。

 

・ハーレーのエンジンは壊れやすいのか?

エンジン壊れる

 

ハーレーのオーナーの方も「空燃比」という言葉を聞いたことあると思います。

ハーレーは日本の市場でハーレーを販売する為にノーマルのデータは
排ガス対策で空燃比を薄く(ガソリンの量を少なく)設定されています。

空燃比を薄くすることによって排気ガスの中の一酸化炭素や炭素化合物
が減り綺麗な排気ガスになります。

このおかげで私たちはハーレーの新車を購入することが出来ます。

しかし

ハーレーにとってこの空燃比が薄い状態というのは良いか悪いかでいうと
悪い方になります。

本来のパワーを出すならやはり濃い状態の方がメリットが多くなります

・トルク・馬力の向上

・エンジンの冷却効果

では本題に戻します

この空燃比が薄い状態で乗り続けていたらエンジンは壊れるのか?

私の個人的は考えでは

「ハーレーのエンジンは壊れない!!」

と考えています。

私もハーレーを直してきてきて10年以上になりますが

ノーマルのデーターでマフラーを変えて乗っている方も
エンジンが壊れてしまったという事はありません。

今年最後に見た時で走行距離で現在15万キロ超えていました。

この方はしっかりエンジンオイルの交換も定期的に点検しています

交換サイクルを知りたい方はこちらを参照してください。

ハーレーのエンジンオイルの量と交換サイクルって気になりませんか?

 

もちろんこの方だけではありません。

他の方も沢山いらっしゃいます。

 

確かに

・エキパイに亀裂が入ってしまった

・シリンダーとクランクケースの間からオイルが漏れてきた

とかはありますよ。

これは金属疲労や経年劣化で起こった症状だと思っています。

なので

ノーマルのデーターは乗っていて支障がないデーター
と思っていただければよいです。

 

・ではインジェクションチューニングしなくて良いんですね?

 

 

これは私も多くの方に言われます

このサイトをご覧いただいている方ならもうお分かりだと思いますが
念の為確認です。

インジェクションチューニングをする目的は何ですか?という質問
をさせていただきます。

例えば

・アフターファイヤーが気になる

・パワー・トルク感がもっと欲しい

・アイドリング回転数を変更したい(下げたい)

このように現状に満足していないのであればインジェクションチューニングをするべきです。

しかし特に気になっていることが無いけどネットや雑誌をみるとチューニングすると
良いって書いてたから相談しに来たという方も多いのです。

私はエアークリーナー、マフラーを交換していなくてもインジェクションチューニング
をオススメしています。

ノーマルマフラーだとフューエルパックFP3を使っても意味がないと思っていますか?

 

やはりエンジンの熱対策もありますし乗り味が確実に変わるのでオススメです。

 

ただ気になる事が無い方でチューニングしてテスト走行してもらった後に感想を
聞いても

「よくわからないけど良い気がする」

これ私1番悲しくなるやつです(笑)

オーナーがハーレーにとって良いならそれで良いって言ってくれているので

「まぁ~いっか」って思うようにしています。

心の中では

「5馬力も上がってるのにぃ~」

しかも

「トルクカーブの凹みもなくなっているのに何故気づかない?」

と思っているのですがこれは私の自己満足のお話なので
置いておきます・・・。

どういう仕様であれインジェクションチューニングはやったほうが良いです

ただどこでやっても良くなる訳ではないのでそこは見極めてくださいね

ディレクトリンクでインジェクションチューニングをしてくれるショップを選ぶポイント

 

・まとめ

 

大切なハーレーを長く乗っていただく為に1番必要な事は
ネットで噂や評判を探すことではありません。

しっかり適切なメンテナンスをすることです。

それだけでトラブルに遭遇する確率は下がります。

その中でインジェクションチューニングも有効な方法の1つになります。

チューニングしてもエンジンオイルの交換を全くやらなければ
これこそ壊れてしまう可能性があがります。

 

余談

 

私が思うエンジンが壊れるというのは

・ピストンに穴が開く

・コンロッドが折れる

・シリンダーヘッドが溶ける

・プラグの先端が溶ける

などを指しています。

オーバーヒートしてしまうエンジンがかからなくなる

のは他の要因でこの状態になってしまっていることが
ほとんどでやはりメンテナンス不足って思っています。

 

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